忍者ブログ
NINJA
[101] [108] [107] [106] [105] [104] [103] [97]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





※新ブログに移行しました。
 広告等の別ページに跳ばされる方はこちらへどうぞ。

ニューダンガンロンパV3 終章 『 みんなのコロシアイ修了式 』 の考察


5章開幕から学級裁判後までの考察。


※ネタバレ注意!!


ニューダンガンロンパV3 1章 『 私と僕の学級裁判 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 2章 『 限りなく地獄に近い天国 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 3章 『 転校生オブザデッド 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 4章 『 気だるき異世界を生かせ生きるだけ 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 5章 『 愛も青春もない旅立ち 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 6章 『 さよならダンガンロンパ 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 終章 『 みんなのコロシアイ修了式 』 の考察

+ + + + + + + + + +
第5章 愛も青春もない旅立ち


1.4章を終えて





 残り7人。Dランクのゴン太と入間が退場して、残りのコロシアイ参加者はAランクとEランクだけになってしまいました。キーキャラクターとなるAランクは四人。本質を見抜く百田。嘘つきの王馬。真実を暴く最原。首謀者である白銀。5章では同格でありながら全くタイプの違う四人の活躍が見所になります。


2.今後の方針

 学級裁判から一夜明けて、食堂で今後の方針を話し合います。夢野の“外の世界の真実”への不安に対しては百田が「外の事なんて考えるだけ無駄だろ」とモノクマの罠である可能性を指摘し、「王馬君を早く何とかしないと」という白銀の焦りに対しては最原が「それなら大丈夫」と静観を推奨します。白銀がなおも食い下がったところでモノクマ登場。ご褒美アイテムが渡されることにより、話題が学園の謎にシフトします。ここはいつものやり取りに見えて、三人の才能が輝く場面です。“外の世界の真実”というよく分からないものに対しては百田の勘が正しい答えをつかみ取り、王馬を一刻も早く排除したい白銀の誘導に対しては最原の推理力が不合理な行動を許さず、モノクマのフォローがもう少し遅ければヒートアップした白銀は“首謀者のあぶり出し”という王馬の罠にかかっていたことでしょう。首謀者である白銀はモノクマや才囚学園のバックアップによって他のコロシアイ参加者の上位に位置しますが、それでもそれぞれの得意分野においては最原たちに分があります。三人の才能が嚙み合えば、コロシアイを終わらせられることは決して不可能ではないのです。


3.モノクマとの最終決戦の準備

 まずは百田のターンです。百田は王馬を放置してモノクマとの最終決戦に臨むようみんなに呼びかけます。本質を見抜く百田には、王馬の嘘が通用しないのです。しかし、王馬は、みんなを守るためにも、計画を台無しにされないためにも、百田たちの行動を放置するわけにはいきません。かくして状況の停滞は破られます。百田が動かざるを得なかったのは健康状態の悪化のせいで、あらかじめ百田にウィルスを打ち込んでいた白銀の仕込みが生きました。


4.絶望のデスロード その2

 次は王馬のターンです。百田たちにエレクトハンマーを与えて絶望のデスロードに誘導し、“外の世界の真実”を見せた上で絶望的な嘘をついて行動する意思を挫き、さらにリーダーシップと行動力のある百田をみんなから引き離します。百田が「王馬を放置してモノクマと戦う」と発言してからの二日間で用意したとは思えないほどの完璧な嘘でした。ただ、百田をみんなから引き離したことで、白銀に付け入る隙を与えてしまいます。


5.思い出しライト その4

 さらに白銀のターンです。王馬が百田を拉致してから二日後に、食堂で思い出しライトが見つかります。今回の記憶は、絶望に打ちひしがれていたみんなの心に希望の光を灯すものでした。希望ヶ峰学園と江ノ島盾子、絶望の残党、未来機関、希望VS絶望、自分たちが新しい希望ヶ峰学園の生徒だったこと。思い出しライトを浴びたみんなは、王馬の打倒と百田の救出を決意します。そして、これは春川に王馬を殺させるための白銀の策略です。5章が始まってからここまで思い出しライトが見つからなかったのは、百田がみんなのリーダーでいる限りは白銀の策略に成功の見込みがないからです。今回の思い出しライトは今までのものと違って明確な悪意によって作られているので、百田の勘がその危険性を絶対に見逃しません。また、白銀が強引に思い出しライトを使ったとしても、百田が春川の暴走を止めるでしょうし、白銀の行動の不自然さに最原が疑念を抱く恐れがあります。ところが、王馬によって百田がみんなから引き離されたためにそうした懸念は払拭され、悪意に満ちた思い出しライトを使うことが可能になりました。白銀は百田がいなくなってからの二日間で王馬を排除するための嘘を用意したのです。


6.格納庫の下見

 いきなりですが、1章における赤松とのエレベーターでの会話を憶えているでしょうか。

赤松 「あのさ、最原くん。
    さっきの話の続きなんだけどさ…」
最原 「…え?」
赤松 「真実を知るのが怖い気持ちって…
    きっと誰にでもあると思う。
    でも、真実を見つけた人だけが、
    その先の運命を選ぶ事ができるんだよ。
    何が嘘で何が真実かわからないままだと、
    何かを選ぶ事もできないし…
    きっと、自分が選んだ事すらわからないままだと思う。
    だから…怖くても戦わないとダメだよ、
    真実と。
    キミはそれができる人なんだからさ」
最原 「………………」
赤松 「それでも怖い時は…
    遠慮なく他人の力を借りればいいんじゃないかな?
    自分だけじゃなくて、他の人の為だと思うと、
    もう少しだけ力が湧いてくると思うよ?
    …私もそうだったからね。
    コンクールで吐きそうなほど緊張してる時、
    いつも頭に浮かべていたのは…
    私のピアノを聞いて
    笑顔になってくれた人達の事だからさ」
最原 「赤松さん…」
赤松 「じゃあ、行こうか!
    こういう嫌な事はサクッと終わらせちゃおうよ!」

 あの場面は、格納庫での百田との会話に対応しています。

百田 「終一、しばらくは任せたぜ」
最原 「…え?」
百田 「オレがいねー間、
    テメーがみんなを支えてやってくれ。
    特にハルマキは…
    すぐに暴走しちまうところがあるからよ」
最原 「うん…」
百田 「テメーは大した探偵だけどよ、
    でも、きっとそれだけじゃねー。
    テメーなら真実だけじゃなくて、
    その向こうにあるものまで手が届くはずだ。
    それと、忘れんな!
    テメーは1人じゃねーんだ!
    1人で何もかも背負い込むような真似はすんなよ!
    すぐに疲れちまうぞ!
    そういう時こそ、仲間を頼らねーとな!」
最原 (仲間を頼る…か。
    そっか、僕に足りなかったのは…
    僕にできていなかったのは…)
百田 「オレはテメーを信じてる。
    だから、しばらくはテメーに任せたぜ。
    なぁ、終一!」
最原 (百田くん…ありがとう。
    また、その名前で僕を呼んでくれるんだね)

 赤松と百田のどちらもが、死を目前にしながら心配をかけまいと不安を隠し、最原なら真実のその先へ手が届くと本気で信じて、さらに一人で背負い込みすぎないよう心から案じています。ただ、赤松はSランクで百田はAランクなので同じようでも微妙に違っていて、赤松は「仲間のことを頭に浮かべるように」と、百田は「仲間を頼るように」と言っています。仲間に頼ることはともかく、仲間を思い出すことにどのような意味があるのでしょうか。そのヒントは、すでに作中で示されています。

 それはそれとして、死を目前にしてすら最原を心から案じるAランクの百田の想いが“友情”なのだから、Sランクの赤松の想いはやはり“愛情”なのでしょう。最赤…尊いよぉ…。


7.捜査パートのパートナー

 翌朝にみんなで百田を助けに格納庫へ向かったところ、プレス機に潰された死体を発見します。白銀の策略によって、終わったはずのコロシアイがまた始まってしまったのです。また、これまで死体発見後は必ず誰かと一緒に捜査をしていましたが、今回は一人で捜査をすることになります。





 実は各章の捜査パートのパートナーは最原の信頼度に対応していて、これまで最原が成長するにしたがって信頼度の下がったパートナーがあてがわれてきました。今回の捜査にパートナーはいませんが、Aランクに成長を遂げた最原にとって何の問題もありません。そして、ここから先は“大した探偵”である最原のターンです。


8.学級裁判での百田 その4

 今回の学級裁判では誰がクロか分からないという(前作5章のような)展開になりますが、シナリオ構成から判断してすでにクロは確定しています。2章以降の学級裁判で最原を成長させるのは、百田の役目だからです。





 もっとも、最原はすでに上限のAランクまで成長を遂げているので、今回の学級裁判は百田と同格の実力を証明するための戦いということになります。


9.春川魔姫





 孤児院の子供達を心配していることがバレると恥ずかしいのでクールな態度を崩さず、ムッとするのは照れ隠しで、ハッキリ言うのは仲良しになった証拠。手癖と目付きの悪さは一級品で、すぐに暴走してしまうところがある、臆病者で弱っちい、「殺されたいの?」が口癖の人殺しを生業とする普通の女の子。こんな王馬と入間に次ぐ問題児をみんなと打ち解けさせたのだから、百田の勘とコミュニケーション力とリーダーシップは凄すぎます。また、2章の最後では暗殺者の才能なんてクロ以外でどう使うんだと思ったものでしたが、相手の本質を見抜くという百田の優秀さを示すために使われたり、学級裁判では暗殺者ならではの視点や知識で活躍したり、5章でクロである可能性を臭わせたり、6章における「自分の命を使って、あんたを殺す(意訳)」という台詞に説得力を与えたりと、実に多様な使われ方がされています。ちなみに、Eランクは「フィクションから与えられたものでも、自分にとっては本物である」というテーマを体現しており、最原は赤松と百田によって勇気が、春川は百田によって愛情が、夢野は転子によって友情が、それぞれ心に芽生えて成長の礎になっています。


10.学級裁判での最原

 最原にとって、本来の実力であるAランクになってから初めての学級裁判となります。百田や王馬と同格の実力があることと、二人との明確な方向性の違いが見所です。まず5章学級裁判において春川と夢野がそれぞれ人に言えない真実を抱えていますが、これは2章学級裁判と3章学級裁判に対応しています。真実を隠す仲間に対して、本人の心を動かして話す気にさせるのが百田で、場を誘導することで発言を引き出すのが王馬、推理で真実を暴くのが最原。さらに言うと、みんなとの関係性において、強いリーダーシップで引っ張るのが百田で、嘘をついてコントロールするのが王馬、論理を説いて協調するのが最原。コロシアイを終わらせるために、自分の信じるゴールへ道なき道を突き進むのが百田で、自分の行きたいゴールへ嘘で道を作るのが王馬、正しいゴールへの道を推理で明らかにするのが最原です。

 最原は、まさに百田のアドバイスどおりに成長を遂げました。探偵として高い実力があるだけでなく、一人で背負い込まずに仲間を頼って、真実の向こうにあるものまで手が届く。それがAランクの最原です。5章学級裁判では、自身の実力とみんなの協力によって王馬のトリックの全てを暴き、クロであるはずの百田をも信じて真実の向こうにある真実とは別の結論を導き出し、みんなへはその結論を信じて自分と共に命を懸けるよう望みます。これはたった一人で首謀者に立ち向かった王馬とみんなでモノクマとの最終決戦に臨もうとした百田に対応しており、Aランク同士で方向性に違いはあれども本来は実力や覚悟に差がないことを示しています。


11.王馬の計画 その2

 4章から続く王馬の“首謀者をあぶり出す”計画は、白銀の差し金により失敗となってしまいました。そこで王馬はすぐさま“高みにいるモノクマをゲームの盤面に引きずりおろす”計画に切り替えます。二つの計画にはターゲットと目的に違いがあって、“首謀者をあぶり出す”計画は対首謀者用で首謀者か視聴者のどちらかの痺れを切れさせることを目的としており、“高みにいるモノクマをゲームの盤面に引きずりおろす”計画は対モノクマ用でコロシアイがゲームとして成立していないことを視聴者に見せつけることを目的としています。また、計画の全ては王馬の立案によるものですが、学級裁判のクロ役には王馬本人よりも百田の方が適任です。コロシアイを終わらせるために投票を決行すべきか。それとも、みんなを助けるために計画を中止すべきか。王馬には正しい判断がつきませんが、百田の勘なら確実に正しい答えを選べるからです。そして、百田が投票直前に計画の中止を選んだということは、つまりモノクマが最原の当初の推理通りに百田をクロだと判断したということです。王馬の嘘でモノクマを騙せても、最原の嘘ではモノクマを騙せなかったのでしょう。結果的に王馬はゲームに勝てませんでしたが、決して負けたわけでもありません。百田の言うとおり、王馬の計画のお陰で間違いなく“真の首謀者”の牙城に迫ったからです。王馬の計画が残してくれたものは多いのですが、中でも“首謀者をあぶり出す”計画によってAランク同士の戦いに白銀を引っ張り出したことには驚くほど大きな価値があります。


12.王馬小吉





 本作のテーマである“嘘”を体現するキャラクター。王馬の最期の言葉について最原たちの間でも嘘か本当か意見が分かれますが、本作には『極限状態の発言に嘘はない』というルールがあるので間違いなく本当です。また、『同じ章のクロと被害者が実力的に同格かつ行動や設定にコントラストがある』というルールから、宇宙飛行士の百田にとっての“健康状態の悪化”や探偵の最原にとっての“「真実を暴くのが怖い」というトラウマ”と同じように、総統の王馬にも“臆病すぎて友達が作れない”という才能を十全に発揮できない致命的な弱点設定があったことに気付きます。あとは、他にもある百田や最原に対応する王馬の行動や設定を探したり、『王馬は心に余裕がないときには真顔になる』というルールから王馬の本音を拾ったりすることで、これまでの考察のように王馬の意図のほとんどが読み取れます。もっとも、意図は読み取れても、行動が回りくどすぎてこれまた分かりづらいわけですが……。高潔で、ピュアで、臆病者で、優しくて、仲間想いで、負けず嫌いで、嘘つきで、誰からも理解されない孤独なヒーローでした。


13.おしおきでの百田

 百田はおしおき前に「オマエらの望むとおりには死なねーからな」と宣言し、そのとおりおしおき中に病死します。これは自らの命を犠牲にすることで、狙いどおりに学級裁判でモノクマを騙した王馬に対応しています。どちらも相手に勝ったけど負けた。あるいは、勝てなかったけど負けなかった。そんな局地戦における互角の勝負は、Aランクの百田と王馬がコロシアイに対して命懸けでようやく得られる最大級の戦果なのです。


ニューダンガンロンパV3 1章 『 私と僕の学級裁判 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 2章 『 限りなく地獄に近い天国 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 3章 『 転校生オブザデッド 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 4章 『 気だるき異世界を生かせ生きるだけ 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 5章 『 愛も青春もない旅立ち 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 6章 『 さよならダンガンロンパ 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 終章 『 みんなのコロシアイ修了式 』 の考察


PR
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
ゆ~き
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(05/21)
P R
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) ファミコン琉拳 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]