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ニューダンガンロンパV3 終章 『 みんなのコロシアイ修了式 』 の考察


3章開幕から学級裁判後までの考察。


※ネタバレ注意!!


ニューダンガンロンパV3 1章 『 私と僕の学級裁判 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 2章 『 限りなく地獄に近い天国 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 3章 『 転校生オブザデッド 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 4章 『 気だるき異世界を生かせ生きるだけ 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 5章 『 愛も青春もない旅立ち 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 6章 『 さよならダンガンロンパ 』 の考察
ニューダンガンロンパV3 終章 『 みんなのコロシアイ修了式 』 の考察

+ + + + + + + + + +
第3章 転校生オブザデッド


1.2章を終えて





 残り12人。2章でBランクの斬美と星が退場しました。コロシアイ参加者の人数が減るということは、それだけコロシアイを終わらせるのが難しくなるということでもあります。ましてや斬美も星も優秀だっただけに、最原たちにとって大きな痛手です。そして、今後もシナリオが進むほど状況は悪化していきます。


2.日課のトレーニング その2

 百田が春川を強引に連れて来ます。百田曰く、「弱っちくて苦しんでるヤツがいたら、放っておく訳にはいかねーんだよ!」。これが同じEランクでも、最原と春川は気にかけて、夢野とキーボを気にかけない理由になります。また、「最原と春川ではちっと違う」という話になりますが、これは百田の通信簿イベントに繋がっています。百田は「最原は高いポテンシャルがありながら、心の弱さによって本来の実力を発揮できず燻っている」と評価しているのです。ちなみに、最原のポテンシャルの高さは、百田だけでなく赤松と王馬、斬美からも評価されています。


3.思い出しライト その2

 思い出しライトによって、“自分たちの葬式の風景”が思い出されます。「これは文化祭の記憶だ」という百田による的外れの推理と、それをあっさり受け入れる他のコロシアイ参加者たち。優秀だった斬美と星が退場した影響が、早くも表われています。分析力のないリーダーと従順なだけのフォロワーがコロシアイを終わらせられるわけもなく、王馬が失望したのはそうしたみんなの不甲斐なさに対してです。是清と最原は頭脳派だけどCランクなので、コロシアイを終わらせるための参謀役としてはちょっと物足りないという評価なのでしょう(実際にここでの最原は合理的推論を出せず百田に反論をしない)。


4.才囚学園生徒会





 「コロシアイの根絶」をマニフェストとして、アンジーを生徒会長とした『才囚学園生徒会』が発足します。生徒会役員は、白銀、転子、ゴン太、夢野、キーボの五人。十二人がわりとバランスよく二派に分かれました。ただし、白銀は首謀者としての監視業務のため、転子は夢野を守るため、ゴン太は自分を必要としてくれるため、キーボは内なる声に従ったために参加しており、純粋に神様に傾倒しているのは夢野のみになります。また、生徒会長であるアンジーはシナリオ上での位置付けからどうしても胡散臭い印象を拭えませんが、方法はどうあれコロシアイを終わらせるプランを具体的に打ち出したことは評価されていいと思います。ちなみに、コロシアイを終わらせるためのヒントを得られるという点において、CランクであるアンジーはAランクである百田に対応しています。


5.日課のトレーニング その3

 百田は体調不良のため欠席。今回のトレーニングでは、最原の成長が描かれます。最原は自分に百田のようなガムシャラさが足りないことを自覚して、さらに“超高校級の探偵”の才能を受け入れられるようになっています。3章序盤での転子からの評価も「自分に自信がなくて…自分自身の力を疑っている。少しずつ改善の兆しは見られているようですが、その傾向はまだ残っているようですね」でした。3章での最原は、Cランクに成長しているということなのでしょう。


6.夜長アンジー





 アンジーには死の直前の描写がないため、極限状態での発言から本性を伺い知ることができません。一応これまでの描写から分かることは、絶望のデスロードの理不尽さに挫折したことから心が強い方でなく、百田の作戦会議へ誘われたことから悪意を持っておらず、コロシアイ参加者の中では標準的なCランクの実力の持ち主だということです。転子の次に大きな問題を起こしそうにないキャラクターのはずだったのですが、2章から徐々に影響力を発揮し始めます。その原因は、アンジーだけが対話できるという神様の存在にあります。

 アンジーについて一番気になるのが、本当に神様と対話できるのかということです。「神様を信じてる」だけならともかく、「神様がこう言ってる」とまで言われれば眉唾だと構えざるを得ません。ところで、アンジーの“神様と対話できる”というのが設定だとして、チームダンガンロンパはどのようにしてリアルとフィクションを整合させているのでしょうか。おそらくアンジーには実際に心の中でチームダンガンロンパのスタッフと対話できるようにしたのだと思います。モノクマが獄原アルターエゴを最原たちと対話できるようにしたのと同じように。その上でスタッフが「自分が神だ」と嘘をつけば、アンジーは自らの設定からそれを信じるしかありません。もっとも、神様の正体がスタッフだと言えども、別にコロシアイを促進するようなことはなく、1章学級裁判で真犯人の犯行方法を教えたり、みんなが外へ出ることを諦めるように勧めたりと、むしろコロシアイ参加者が出来るだけ多く生き残れるよう配慮しています。しかし、さすがに論拠までは教えられないため、発言に説得力が伴いません。さらに、是清が生徒会役員達に危惧したことが、すでにアンジーに起こっていたことで神様の存在が裏目に出てしまいます。

是清 「今の夜長さんには誰も逆らえないけど、
    もっと恐ろしいのは…
    彼女の信者達が、
    彼女の『意を汲んで』行動し出した時だろうネ」
春川 「…確かに、言えてる」
   (中略)
是清 「…ああいった、絶対的な支配者を頂く集団が
    陥りやすい状況だヨ。
    支配者への忠誠を示して寵愛を受けるため…
    あるいは、己の信仰に殉じる為…
    信者達が、より過激な行動を起こし始めるのサ」
王馬 「つまり…アンジーちゃんがオレ達を気持ち良く
    支配できるように、押さえつけに掛かるって事か」

 元々寂しがり屋であるアンジーは、神様の寵愛を受けるためにその『意を汲んで』行動し出しました。神様がコロシアイ参加者を気持ち良く支配できるように、みんなを押さえつけに掛かったのです。神様はただコロシアイ参加者に出来るだけ多く生き残ってほしいだけなのに。神様がもっと上手くアンジーを誘導できていれば、あるいはアンジーがもっと上手く神様のヒントを活用できていればと残念に思わざるを得ません。ただ、王馬が言うように「みんなが団結すればモノクマが妨害する」こととアンジーの才能が“超高校級の宗教家”でなく求心力と指導力がそこまで強くなかったこと、アンジーの実力がCランクであることから、アンジーの主導でコロシアイを終わらせるのはどの道不可能だったのでしょうが……。


7.茶柱転子





 顔芸の多彩なネオ合気道家。赤松をかばうためにエグイサルと戦う姿勢を見せたり、赤松を失った最原への気遣いを見せたり、アンジーに依存するようになった夢野を更生させようとしたり、内面の健やかさはトップクラスに位置します。また、実力こそCランクであるものの、精神的なサポート役としては非常に優秀です。ちなみに他者を成長させる存在として百田と転子は対になっていて、百田は強引にでも相手を正しい方向に引っ張って行こうとするタイプで、転子は相手が正しい方向に向かうようそっと手を差し伸べるタイプです。百田の力強い優しさが最原と春川の救いになったように、転子の暖かな優しさもまた夢野の救いになりました。夢野の幸せだけを一途に願った最期は泣けます。もし転子が男死嫌いでさえなければ星やゴン太、そして王馬の救いになっていたかも知れません。


8.学級裁判での百田 その2

 学級裁判開廷直後に、百田から「(体調不良による調査不十分で)今回は役に立てない」と言われます。体調不良の原因がオカルト嫌いかウィルスか春川のパンチかを気にする必要はありません。シナリオ上における3章学級裁判での百田の役割が、“最原の手助けをしないこと”だからです。今回のクロである是清はCランクですが、最原も3章からCランクに成長しています。つまり百田の力を借りずとも、最原は他のシロからの証言と証拠だけで事件を解決し得るということです。


9.妙な流れ

最原 (そう…なんだけど…
    茶柱さんの事件について話し合うのは、
    もちろん構わないんだけど…
    でも、なんとなく妙な流れだな。
    これって…まさか誰かに誘導されているわけじゃないよな?)

 学級裁判の途中で、最原が誰かに誘導されてるような違和感を覚えます。ここは2章の昆虫でなごもう会に続く、王馬の内面を理解するためのイベントです。王馬は「オレが犯人なんだよ」と名乗り出て犯人を釣るつもりだったと言いますが、三つの部屋全てで横木が切られていたことを知っている王馬にとっては学級裁判が始まる前からクロの目星は付いています。実は自分が犯人だと嘘をついてから転子の事件について話し合うことになるまで、場の流れは全て王馬のコントロール下にありました。最原が王馬の発言は噓だったと指摘したことも、容疑者ーズが王馬を警戒して発言しづらくなったことも、感情を押し殺していた夢野が「誰が転子を殺したんじゃ…」と発言したことも、百田が夢野の味方についたことも、転子の事件について話し合うことになったことも、全てが王馬の誘導によるものなのです。王馬の意図に関しては概ね百田の発言と同じですが、王馬はさらに夢野に転子の事件を解決するための何かしらの手柄を立てさせたいと思っています。

 ちなみに、ここは2章学級裁判における百田の活躍に対応しています。最短ルートで進む議論を迂回させ、感情を押し殺す夢野から転子への想いを引き出し、夢野の今後のために手柄を立てさせ、是清の“三つの部屋全ての横木を切っていた”という仕込みを明らかにします。


10.入間のコンディションチェック

 キーボの録画機能が、入間の毎朝のウンコの状態を確認するためのものだったことが明らかになります。つまり、世界中の視聴者たちが、毎朝入間のウンコを見せられていたということです。これには白銀も平静を保っていられず、「はぁ!? 何言ってるの!?」と大きな狼狽を見せます。それにしても、今回のダンガンロンパは相当ひどい内容です。2章では二時間にわたり襲い来る昆虫の大群が映し出され、3章では毎朝入間のウンコが映し出され、この時点ですでに相当数の視聴者が減っていたに違いありません。……って、あれ? もしかして、ゴン太と入間とキーボの三人だけでダンガンロンパを終わらせられたのでは……。


11.真宮寺是清





 ダンガンロンパはデスゲームなので、コロシアイに乗らないキャラクターばかりでは話が進みません。その点是清の設定は非常によく出来ていて、まず民俗学的見地という独自の視点を持っているところが面白いし、“死んだ姉のため”というクロになる動機が用意されているのが分かりやすいし、姉の友人となる相手を吟味するために中盤までコロシをしないという制約も上手いし、二重人格であるところも学級裁判で追い詰められてからの展開を盛り上げるだろうし、性格のいい女性しかターゲットにしないことで物語に大きな爪痕を残せるところも素晴らしいと思います。

 また、是清のサイコパスめいた性質は、善良なキャラクターの多い本作の中ではかなり異質です。逆に言うと、そうした異質な設定にしなければならない何らかの理由があったと考えられます。是清のおしおき直前の台詞は、「ククク…君らが仲間の死とどう向き合って、どんな答えを出すか…ずっとずっと見ているからネ」でした。おそらく最原が仲間の死と向き合って出す答えと真逆の答えを出すキャラクターとして作られているのでしょう。さらに言うと、是清は他のクロと比べて特別なキャラクターというわけでもないので、他のクロも動機等において最原とは真逆の答えを出すキャラクターとして作られていると考えられます。


12.自分につく嘘 その1

 学級裁判後、アンジーと転子を失った悲しみをこらえる夢野に対して、みんなはかける言葉がありません。しかし、王馬はあえて夢野の感情を引き出すようなデリカシーのない言葉を浴びせます。感情をさらけ出すことを我慢するのは自分につく良くない嘘だから、夢野がそうした嘘をつかないで済むように誘導したのです。ちなみに学級裁判からの王馬の一連の言動は、「弱くて苦しんでいる仲間を放っておけない」という百田の思いやりに対応しています。また、2章序盤における最原の帽子イベントでの発言も、この件と同様に王馬なりの配慮だったのでしょう。

 なお、自分に嘘をつき続けて良くない結果を招いたのが是清です。是清は姉を失った悲しみから逃れるために「姉の霊が自分に留まった」という自分につく嘘にすがり、最終的にその嘘に自分が支配されるまでになってしまいました。是清は大事な人の死を正面から受け止めて、夢野と同じように悲しみの涙を流し尽くすべきだったのです。もっとも、これは最初から設定されていることなので、是清が悪いとも言いにくいのですが……。

 ちなみに、Cランクの三人にも設定のコントラストがあり、転子は目の前に存在する夢野という友人に殉じ、アンジーは見えないけれど実在する神様(相手のつく嘘)に殉じ、是清は見えるけれど実在しない自分の中の姉(自分につく嘘)に殉じます。


13.屍者の書

 “屍者の書で死者が蘇る”というスタンスを、モノクマは最後まで崩しませんでした。屍者の書は回収されてしまいましたが、実際に使用していたらどうだったのでしょうか。思い出しライト然り、動機ビデオ然り、こういうよく分からないものに対して有効なのが百田の勘ですが、オカルト嫌い故に勘を働かせることなく最初から死者の蘇りを否定しています。そして、百田が勘によって否定したのではないならば、それで十分です。そもそもモノクマは動機に関して嘘をつかないので、実際に死者は蘇るのでしょう。一度全滅したモノクマーズが、5章最後で復活したのと同じように。ちなみに、3章における百田が屍者の書を有効に扱えなかったという失敗は、2章における王馬が動機ビデオを有効に扱えなかったという失敗に対応しています。


ニューダンガンロンパV3 1章 『 私と僕の学級裁判 』 の考察
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